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第7回
碓井町立碓井琴平文化館
今回は、碓井町にある『碓井町立碓井琴平文化館』へやって参りました。

写真は、碓井町立碓井琴平文化館様の許可を得て、撮影・掲載いたしておりますので、無断転載など固く禁止いたします。著作権は碓井町立碓井琴平文化館様に帰属します。

 まず目に入ったのが建物そのもの。いやはや、なんとも建物がすでにアートといった感じで、期待は膨らむ一方です。

 碓井町立碓井琴平文化館は大きく4つのカテゴリーに別れており、『織田廣喜美術館』、『碓井郷土館』、『碓井平和祈念館』、『碓井図書館』です。今回は、『織田廣喜美術館』、『碓井郷土館』、『碓井平和祈念館』の3つをレポートいたします。

 まずは『織田廣喜美術館』。私は美術の専門知識など全くなく、ただなんとなく作品を眺めておりました。時系列順に作品が展示してあり、環境の変化などにより、色使いやタッチが変わっているのがよく分かりました。中でも特に、素人の私の目を釘付けにした作品がありました。『待合室にて』という1993年に描かれた作品です。目には見えない威圧感のようなものを感じて、しばらく立ち尽くしてしまいました。全体的に暗めの色使いで、描かれた女性の表情などが、何か警告を発しているようにも感じました。織田画伯は何を思い、何を伝えようとされているのかは分かりませんが、この作品が一番印象に残っています。美術の専門知識などなくても、数多く展示されている作品の中からあなた好みの作品が必ず見つかるはずです。是非ご自分の目で探してみてくださいね。力強い作品の数々に圧倒されるはずです。
 また、バラエティー豊かなグッズも販売されておりましたので、記念に購入されてみてはいかがですか。芸術作品のグッズなだけに、おうちに飾っておくだけでも、“絵”になるものばかりです。

 次は『碓井郷土館』です。常設展示は、歴史コーナーと民俗コーナーから成り立っていて、どれも興味深く、眺めているだけでも飽きのこないものばかりでした。臼井家第18代安宣へ贈られたと言う『大身の槍』はなんと272.5cmという長さ!他にも石炭の採掘作業でダイナマイトをしかける為の、穴を開けるのに使われた『エアードリル』や『電気ドリル』も、実際に使われていたものが展示してありました。これまた大きい!はたまた、『筑前竹槍一揆(1606年慶長11年)』で実際に使われた竹槍なども展示されています。
 中でも私が一番楽しみにしていたのが『皿屋敷伝説』の映像展示でした。『皿屋敷伝説』と言えば、『一枚、二枚、三枚・・・九枚・・・一枚足りない・・・・』というあの怪談話で有名ですよね。実は全国各地でそういった伝説が残っているらしく、碓井町に残された伝説もその中の一つです。民族コーナーの一番奥に展示してある『皿屋敷伝説』は、そこだけ薄暗く、ちょっと怖いかもしれませんが、勇気を振り絞って見て下さいね。展示してある掛け軸には、何も描かれてないなぁと思っていたら・・・。

 そして最後に訪れたのが『碓井平和祈念館』です。私を含めて、戦争を知らない世代の人間が、戦争と聞くと、広島・長崎の原爆というのが一番に思い浮かぶと思います。今の暮らしからは、その当時の暮らしや、戦争のむごたらしさなど、あまりにもかけ離れすぎていて、なかなか想像できないというのが正直な所です。ですが、この『碓井平和祈念館』では、庶民の目線から捉えた戦争という、ごく身近なところから、戦争とはいったいどのようなものだったのかと言う事を教えてくれます。展示されているほとんどの物が、戦争で亡くなった方々の遺品ばかりです。本を読んだり、映画を見たりしてもイマイチぴんときませんが、それらのごく身近な遺品は、無言の説得力を持っています。
 例を挙げると、困窮する庶民の生活ぶりをあらわす回覧版や、今の常識からでは考えられないような内容が書かれたボスターや新聞。実弾の当たった水筒や手帳、戦争で失明した目の代わりとして、皇后から下賜された義眼、動員に際して軍隊へ呼び出す為の臨時召集令状など、様々です。それらは実に生々しいものばかりでした。

第二次世界大戦が終結して、60年近く経ち、戦争を経験された方々が、少なくなってきました。『碓井平和祈念館』を見終えて、戦争という過ちを二度と犯さない為にも、戦争を知っている世代から、戦争を知らない世代へと、語り継がれていく必要があると強く感じました。


 展示品を見終えて思った事は、自分の身近な場所で起こった歴史でありながら、そのほとんどは知らない事だらけだったという事。学校の教科書には載っていない、または見落としがちな、地域の歴史。それは試験には出にくいからという理由で、取り上げられる事があまりない。英語の勉強も、試験は出来ても実際に外国人と話せるかといえばそうではない。それと同じように、試験の為だけの勉強ではなく、生涯学習として、学校でも生まれ育った地域の歴史に触れる機会を、もっと増やすべきだと思いました。そういった意味でも、碓井琴平文化館が設けている【高校生以下無料開放日】などを利用して、学生のうちから地域の歴史に触れる事を強くオススメしたい。

 1日では全て見きれないほど、だくさん展示してありますので、来館の際は時間にはゆとりを持って行く事をオススメします。そしてお腹がすいたら、館内で無料配布されている『碓井町お食事マップ』片手に食べ歩きしてみるのもいいかもしれませんね。


碓井町立碓井琴平文化館

▼住所
福岡県嘉穂郡碓井町上臼井767

▼開館時間
美術館・郷土館・平和祈念館
・9:30〜17:30(入館は17:00まで)
図書館
・9:30〜17:30(日曜・祝日は9:30〜17:00)

▼休館日
・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)
・館内整理休館日
・12月28日〜1月4日(変更することがあります)

▼入館料
区分 通常料金 団体料金
一般 300円 250円
高校・大学生 200円 170円
小学生・中学生 100円 80円

※割引制度などの詳細は、ホームページをご覧頂くか、直接お電話にてお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先
0948-62-5173(代) 0948-62-5174(図書館)





建物がすでに芸術品。



作品自体の大きさにも圧倒されます。



『待合室にて』
1993年



バラエティー豊かなグッズの数々。



おしゃれなサロンでちょっと一息、。



『エアードリル』、『電気ドリル』。



『大身の槍』はなんと272.5cmという長さ!



高まる緊張・・・。



ん!?薄っすら見えるのは!?



陸軍省が全国に配布したポスター。



動員に際して軍隊へ呼び出す為の臨時召集令状。



皇后から下賜された義眼。



守り伝えよう大切な文化遺産。



実弾の当たった手帳。



実弾の当たった水筒。



平和への模索。




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